沖縄県・石川県の高校生がMIT(マサチューセッツ工科大学)にて世界大会でのプレゼン権を獲得
株式会社IRODORI(本社:東京都文京区、代表取締役:谷津孝啓)が主催する全国の10代を対象とした実践型アワード「Japan Wagamama Awards 2026」において、2026年3月1日にファイナルプレゼンテーションが開催され、グランプリ並びに9つの部門賞が決定いたしました。
本アワードは「10代たちの地元から世界への挑戦」を後押しすべく、アメリカ・マサチューセッツ工科大学での発表権をかけて開催されました。今回グランプリを受賞した2組は、日本代表として2026年7月に渡航し、世界的な舞台で英語でのプレゼンテーションを行う機会を得ます。
▎グランプリ受賞2組:身近なひとの「困りごと」を社会課題解決の糸口へ
本アワードのグランプリは、世界への挑戦の権利を託す賞として位置付けています。受賞者は、日本代表として2026年7月米国・MIT App Inventor Global Education Summitへの参加に向け、今後はプロジェクトの地域での実証を行います。
以下に、グランプリを受賞した2組をお知らせいたします。
▎沖縄に住む母の ”孤食”に向き合うアプリでグランプリ受賞


◾️沖縄で一人暮らしの母親の、望まない孤食をなくしたい
【プロジェクト概要】
・学校:関西創価高等学校1年
・氏名:幸地かれん(大阪府交野市)
・アプリ名:コキョウ
・概要:進学により家族が離れて暮らす中で生まれた、”望まない孤食”に向き合うアプリ。 AIを活用して家族の予定を調整し、離れていても一緒に楽しむ食事の時間をつくります。
【グランプリ受賞理由】
「お母さんの困りごとを解決したい」という強い想いを出発点に、お母さんの暮らしや気持ちに寄り添いながら積み重ねられた深い洞察と、複数のテクノロジーを組み合わせて形にしたアプリの斬新さが高く評価されました。問いを掘り下げる中で、家族と離れて暮らす中で生まれる「望まない孤食」という課題に向き合い、その気づきを社会的なテーマとして捉え直し、AIを活用したテクノロジーを組み合わせて解決策として形にしていったプロセスが、グランプリ受賞の決め手となりました。
W受賞【部門賞】MIT App Inventor 賞(MITアップイベンター賞)
MIT App Inventorを創造的に使った挑戦に贈られる賞
スマートフォンアプリをつくることで、可能性を広げた挑戦を讃えます。

【選出審査員】
Natalie Lao 氏(App Inventor Foundation CEO & Executive Director)
Kelly Shiohira 氏( App Inventor Foundation Director of Impact and Community Engagement )
【選出理由】
MITApp Inventorの使い方が創造的である点とデザインの美しさや使いやすさに加え、Googleカレンダーとの連携という技術的に珍しいアプローチを取り入れたことが評価されました。
▎石川・羽咋高校チーム: 地域を歩き社会を動かす「My Stick」グランプリ受賞


◾️外出をあきらめない街をつくりたい
【プロジェクト概要】
・学校:石川県立羽咋高等学校1年
・チーム名:はくいっこ隊
・氏名:田村凛音、狩野杏奈、北野志帆、雲井あられ(石川県志賀町)
・アプリ名:My Stick 〜行く前の不安を安心に変える〜
・概要:神経疾患により突然、足が不自由となり杖での生活となった叔父のためのアプリ。地域の学生たちが、地域のお店のバリアフリー情報を可視化し、誰もが外出をあきらめない街をつくります。
【グランプリ受賞理由】
メンバー個人の「叔父さんへの想い」という原体験を起点に大きな共感を呼び、地域で暮らす高校生だからこそできるオリジナルな活動を展開した点が高く評価されました。地域の方々の協力を得ながら飲食店に足を運び、段差の高さやスロープの有無などのデータを収集・可視化してアプリへと昇華させていく行動、本当に必要な情報の精査や、その後も地域から応援されがら活動を続けていく可能性を感じるプロセス全体が受賞の決め手となりました。
W受賞【部門賞】 Impact Design 賞(インパクト・デザイン賞)
社会を動かす設計に贈られる賞
人の行動が変わる、そして街の当たり前が変わる可能性を秘めた設計に対して贈られます。

【選出審査員】
戸塚 文子 氏(キャリアデザインスタジオ®主宰・メンター)
【選出理由】
お店の段差を実際に測り、アプリに掲載していく取り組みが、バリアフリー未対応の店舗に自然な気づきを生み出していく可能性を感じさせた点。さらに、周囲の高校生を巻き込みながらデータを集めていく活動の広がりが、社会全体のバリアフリー化につながっていくポテンシャルがあると評価されました。
▎各部門賞:社会を動かす「問い」や「志」を形にした9つの挑戦
本アワードは、「たったひとりのワガママが、社会を動かす」という理念のもとに開催されています。各部門賞は、プロジェクトの優劣や順位を競うものではなく、一人ひとりの挑戦のプロセスに宿る「問い」「志」「設計」「技術」「体験」等の多様な価値に光を当て、その功績を讃えるものです。
◾️ 不安障害を抱えながら生きる人々が、不安と共に健やかに生きていける社会にする
【部門賞】Inquiry Challenge賞(インクワイアリー・チャレンジ賞)
問いを深め続けた探究に贈られる賞
答えを急がず、本質に向き合い続けるその探究心を讃えます。

【プロジェクト概要】
・学校:京都市立紫野高等学校2年
・名前:青地那菜(京都府京都市)
・アプリ名:不安Log
・概要:不安障害で大切な予定を諦めてきた自身の経験から、不安と向き合いながら一歩踏 み出すためのアプリ。
【選出審査員】
金子嘉宏 氏(東京学芸大学 教授 教育インキュベーションセンター長)
【選出理由】
自身の事柄でありながら最後までしっかりと探究を深められた点。「まだ途中」という言葉の通り、簡単にはできないことへ継続して取り組む姿勢が評価されました。
◾️星の動きを記録したいという好奇心から生まれた、ストレス軽減へと広がる挑戦
【部門賞】Community Impact 賞(コミュニティ・インパクト賞)
地域を動かす実践に贈られる賞
構想を地域に届け、実際の変化を生み出す可能性のある挑戦を讃えます。

【プロジェクト概要】
・学校:石川県立鹿西高等学校2年
・名前:籔根千咲子(石川県七尾市)
・アプリ名:スターレコード
・概要:星を記録したいという個人的な想いから生まれた、注意疲労を回復するアプリ
【選出審査員】
山田 崇 氏(信州大学 特任教授(キャリア教育・サポートセンター)・「日本一おかしな公務員」著者/元塩尻市役所職員)
【選出理由】
好きなものを貫く姿勢、そして震災後の地域において、その地域ならではの「変わらないもの(星空などの魅力)」と「変わっていくもの」を記録し、適応していくアプローチ。将来的に地域を有名にするポテンシャルがあると評価されました。
◾️発達障害のことを、同級生にちゃんと知ってほしい
【部門賞】Civic Action(シビック・アクション賞)
社会を変える志に贈られる賞
個人の想いを、社会への問いへ。「変えたい」という志を持った挑戦に贈られます。

【プロジェクト概要】
・学校:公立小学校6年(栃木県那須塩原市)
・チーム名:NASチーム
・アプリ名:別の世界を生きる人~発達障害へのイメージを変えるアプリ~
・概要:通常学級の同級生が、発達障害を正しく理解できるようにするアプリ。
【選出審査員】
脇 雅昭 氏(参議院議員・よんなな会発起人)
【選出理由】
「敵をつくりたいわけではなく、わかってほしい」という、ひとことに彼らの想いの本質を感じました。社会のせいにするのではなく、多様な人を巻き込んで社会を変えようとする志が評価されました。
◾️通学路の安全を、地域全体で信じて見守る社会をつくる
【部門賞】User Experience 賞(ユーザー・エクスペリエンス賞)
たったひとりに選ばれる体験に贈られる賞
アプリ内にとどまらず、ユーザーを想った体験全体をつくった挑戦を讃えます。

【プロジェクト概要】
・学校:宮城県仙台二華中学校3年
・名前:富田諒(宮城県仙台市)
・アプリ名:Routy(Route × Routine × Buddy)
・概要:長距離通学する小学生の妹のために、日常の中で自然に安全意識を高めるアプリ。
【選出審査員】
柿野 拓 氏(Braze株式会社 Senior Director, Marketing )
太田 潤子 氏(Braze株式会社 Manager, Expert Services )
【選出理由】
GPSによる過度な監視ではなく、自由を奪わないソフトなコミュニケーションを実現した点。ゆるやかな地図情報連携や個別UIの工夫、そして「気をつけてね」という世界共通の言葉に着目したグローバルな可能性が評価されました。
W受賞【部門賞】Purpose Tech 賞(パーパス・テック賞)
想いを形にする技術に贈られる賞
技術を目的ではなく、想いを叶える手段として使いこなした挑戦に贈られます。

【選出審査員】
石原 正雄 氏(マサチューセッツ工科大学認定 教育モバイルコンピューティング
エキスパートトレーナー)
◾️選出理由
「妹の安全を守るため」という目的が明確であり、妹の年齢や使い勝手を考慮した配慮が、アプリとして形になっている点が評価されました。
◾️ 離婚家庭の子どもたちのピアサポートから、声を社会へ
【部門賞】Entrepreneur Spirit 賞(アントレプレナー・スピリット賞)
未来を切り拓く挑戦に贈られる賞
前例がなくても進む。その勇気ある挑戦を讃えます。

【プロジェクト概要】
・学校:Musashi International School Tokyo/武蔵野市立井之頭小学校6年
・名前:佐野慶太(東京都武蔵野市)
・アプリ名:KOE KONNECT 〜子供の声がつながる場所〜
・概要:両親の離婚を経験した当事者として、同じ立場の子どもの声を社会に届けるアプリ
【選出審査員】
長谷川 純一 氏(BasisTech VP Asia/日本代表・アマゾン ジャパン初代社長)
【選出理由】
原体験に基づく課題定義と、当事者ならではの視点と課題への執念。さらに、解決策が社会や 行動を変えるところまで設計されている点が評価されました。
W受賞【Audience 賞(オーディエンス賞)】
ご観覧の皆さまによる投票で決定する賞。
最も共感し、「応援したい」と感じた挑戦者に贈られます。

◾️選出理由(投票者コメントより一部抜粋)
・心の声を社会に届けたいという真剣な思いが伝わってきました。
・何よりも言葉ひとつひとつに心が動かされました。制度や社会の仕組みを変えるのは、ひとりの生の声なのだと痛感いたしました。
▎「Japan Wagamama Awards」とは
全国の10代が身近なたったひとりの「こうなったらいいな」を起点に、テクノロジーを活用して地域や社会を変えていく実践型プロジェクトであり、マサチューセッツ工科大学(MIT)発の教育思想「Computational Action(コンピューテーショナル・アクション)」を実践する伴走型のアワードです。
本アワードは、主催・株式会社IRODORIとMITの教育プラットフォームを展開するApp Inventor Foundationとの公式連携により実施され、文部科学省ならびにアメリカ合衆国大使館の後援、さらに全国32自治体および1社会福祉協議会の後援のもと、開催されました。
<スポンサー企業様>
◾️公式Tシャツスポンサー
・90株式会社
・林伸彦公認会計士事務所/特定非営利活動法人日本MITベンチャーフォーラム
・株式会社 ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ
・有限会社アキュレイ
・株式会社ユーユーワールド
・株式会社インフォマティクス
・株式会社ペチュラAK
◾️公式伴走スポンサー
・Braze株式会社
▎主催企業
株式会社IRODORI
【本件に関する取材・お問い合わせ先】
本事業に関してご関心のある方は以下よりお問い合わせください。
Japan Wagamama Awards 実行委員会
(事務局:株式会社IRODORI)
メールアドレス:jwa@irodori-group.jp
TEL:03-6823-0836