高校生の“ワガママ”が地域を変える瞬間 認定ファシリテーター・城所さんが語る共創の秘密

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本日はワガママLab認定ファシリテーター、一般社団法人アソラボの城所さんをゲストに迎え、人口約3,000人の島根県川本町で展開する地域づくりの取り組みについて伺います。東京から地方へ移住し、高校生の学びと居場所づくりに挑む城所さんが、なぜ「ワガママLab」にピンと来たのか。認定講座や「Japan Wagamama Awards」での伴走支援を通じ、高校生たちが「正解を探す」のではなく「自分たちで創る」覚悟を得るまでのプロセスを深掘りします。

谷津:たったひとりの“ワガママ”が社会を動かす「ワガママラジオ」、本日はゲスト回です。進行役の谷津がお送りします。東京を拠点に、株式会社IRODORIを運営し、地域や学校、企業と共に社会を少し良くするアイデアを形にしています。

永井:同じくパーソナリティの永井です。株式会社IRODORIで、ワガママLabのエグゼクティブディレクターを務めています。日々の生活の中で「こうなったらいいのに」と思っているけれども、心に秘めた願いや諦めてしまっている気持ちを地域の皆さんと可視化し、どうすれば実現できるかを全国で活動しています。

谷津:永井さん、今日は僕テンション高いんですよ。

永井:高いんですか?

谷津:はい。今日は木曜日のゲスト回ということで、とても楽しみにしていました。早速、ゲストをご紹介したいと思います。本日のゲストは、一般社団法人アソラボの城所さんです。

城所:はい、城所です。よろしくお願いします。

谷津:簡単に自己紹介をお願いできますか?

城所:一般社団法人アソラボでマネージャーをしています。アソラボは島根県川本町にあり、島根県の“おへそ”とも言われる位置にあります。人口約3000人と小さな町で、山と川に囲まれた自然豊かな場所です。私は2020年に東京からこの町に移住し、高校生に関わる活動や地域づくりをしています。

▼アソラボの活動の様子はこちらから
https://www.instagram.com/asolab.k/

子供たちが外の世界と繋がるためには?ワガママLabとの出会いを振り返る

永井:城所さんは、ワガママLabの認定講座や「Japan Wagamama Awards20262025」などで欠かせない存在ですよね。最初に谷津さんとお会いしてすぐ認定講座に申し込まれたと記憶しています。

城所:その通りです。谷津さんとの打ち合わせを通して、「これだ」と思い、すぐ申し込みました。今の法人にとっても必要なピースだと感じたからです。

谷津:当時、どこにビビっときたのか覚えていますか?

城所:はい。当時は高校生の居場所づくりを進めていて、アナログな良さも感じていましたが、外の世界と繋がる手段が欲しかった。谷津さんと出会ってアプリ開発の話を聞いたとき、「これはうちに必要なものだ」と確信しました。

永井:その後、城所さんはファシリテーターとして「Japan Wagamama Awards2026アワード」にも関わってくださいました。島根の高校生たちの人生に変化をもたらしたと思いますが、実際いかがでしたか?

城所:とても感じました。最初はアプリやデザインに興味を持っていた高校生たちが、活動を通して本質に気づいていった姿を見て、「たったひとり」のために何ができるかを考えるようになったんです。

谷津:その「たったひとり」に向き合うことで、自分の変化にも繋がるんですよね。

城所:そうです。アプリ開発のプロセスの中で、人生の本質的な問いに触れていったんです。

永井:私も伴走者として関わらせていただきました。理系男子3人組が最初は正解を探していたけれど、「正解は自分たちで創るものだ」と気づいてから、顔つきが変わっていったのが印象的でした。

城所:その変化を後押しできたのは、私だけではなく、他の地域のメンターさんたちの存在も大きかったですね。

谷津:島根の高校生たちは、自分たちの活動が地域の役に立つことに気づいていった。その瞬間に立ち会えたのは大きな経験でした。

永井:城所さんが教育者ではない立場から関わってくださったことで、高校生たちは自然体で変化を受け入れていけたんだと思います。

城所:そうですね。私自身、教育とは無縁でしたが、高校生の可能性に気づき、変化を促す存在として関わっていくことができました。

Japan Wagamama Awardsその後の地域は

谷津:ワガママLabの認定講座を受けてみて、何が一番大きかったですか?

城所:実はアプリ開発はあまり好きじゃないと気づいたことですね(笑)。でもそれ以上に、人と関わることや高校生と共に成長することが好きだと再確認できました。それが一番の収穫です。

谷津:全国大会という場で、子供たちを送り出せることの意義も大きいですよね。

城所:そうです。島根県代表として東京に行って、受賞して帰ってきたことで、子供たちは「これを地域に持ち帰って広めたい」と強く思うようになりました。

永井:その後も高校生たちは自主的にイベントに出たり、アプリ開発体験を提供したりと、意欲的に活動していますよね。

谷津:本当に、高校生たちの挑戦が社会を変える可能性を持っていると感じました。次回は第2弾として、彼らをゲストに招いてお話を聞きたいですね。

永井:それはぜひ実現したいですね。

谷津:それでは、6月9日から第5期ワガママLab認定ファシリテーター講座がスタートします。残り若干名となっておりますので、ご興味のある方はお早めにご連絡ください。また、「Japan Wagamama Awards2026アワード2026」も進行中です。スポンサーも募集中ですので、ぜひアクセスをお願いします。

本日は城所さんをゲストに迎えてお送りしました。ありがとうございました。

▶︎認定ファシリテーター養成講座 6/19開講!

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