眠っていた「やってみたい」が動き出す!共感が社会を動かす、秘めたる「ワガママ」の力

▼概要文
「たったひとりのワガママが、社会を動かす。」を掲げる「ワガママラジオ」に、初のゲストが登場!DX支援やLEGO®︎SERIOUS PLAY®︎を活用したワークショップを手がける藤田健太郎氏が、ワガママLab認定ファシリテーターとして、子どもたちの「ワガママ」を引き出す活動の裏側を語ります。スキューバダイビングの意外なエピソードから「きっかけ」のデザイン、そして「余白」という独自のワガママまで、誰もが共感できる「ワガママ」の可能性を深掘りする特別対談をお届けします。

ワガママラジオ:初のゲスト回!「たったひとりのワガママが社会を動かす」

谷津: 「たったひとりのワガママが、社会を動かす。」ワガママラジオ。今日も始まりました。パーソナリティの谷津孝啓です。東京を拠点に株式会社IRODORIを経営しながら、地域や学校、企業と一緒に社会を少し良くするアイデアを形にする活動をしています。

永井: パーソナリティ二人目の永井彩華です。IRODORIでワガママLabのエグゼクティブディレクターとして、日々小学生からおじいちゃんおばあちゃんまで、みんなのワガママを聞きながら、どうしたら実現できるかを考えています。

谷津: 今日は皆さん、ワガママラジオにとって特別な日です。なんと、初めてのゲストにお越しいただいています。永井さん、どうですか?

永井: はい、すごい!第5回目にして初の企画ということで、久しぶりなのでほっこりした気持ちになっています。

谷津: それでは、ゲストをご紹介します。今日はワガママLab認定ファシリテーター講座の第2期にご参加いただいた藤田さんです。藤田さんはJapan Wagamama Awardsのメンターとしても大活躍していただきましたね。簡単に自己紹介をお願いできますか?

藤田: 初めまして、藤田健太郎です。本当に突然ゲスト参加させていただくことになり、光栄の極みです。10分前くらいにこのワガママ町家に来て、今収録をさせていただいている感じです。

認定ファシリテーターの第2期に参加し、その直後にアワードのメンター、そして本番では裏方のサポーターとして参加しました。参加された皆さんの本気のワガママを見聞きすることができ、すごく良い経験をさせていただきました。

谷津: ちなみに藤田さん、普段はどんな活動をされているんですか?

藤田: 今年からフリーランスの個人事業主として働くようになり、主にDX(デジタルトランスフォーメーション)の支援をしています。企業がデジタル化を進める上で、AIやITツールを導入した後、それをチーム全体に浸透させ、使ってもらうための支援やアドバイスを行っています。

もう一つは、企業や学校向けのワークショップです。最近ではLEGOを使った「LEGO®︎SERIOUS PLAY®︎」というワークショップで、チーム作りやキャリア、目指す方向性などを一緒に考える伴走支援をしています。

谷津: 大事ですよね。導入後、いかに組織の皆さんが使えるようになるかは非常に重要だと思います。藤田さんはもともと様々な企業のツール運用支援もされていらっしゃったので、そういった視点もいただきながら進めていきたいですね

「ワガママLab」が育む“きっかけ”と共感の力

谷津: トークテーマの一つとして、藤田さんがワガママLab認定ファシリテーターの第2期生として受講いただいたという点がありましたので、そこについて少し深掘りしたいと思います。藤田さん、正直なところ、なぜ挑戦しようと思ったのですか?

藤田: もうだいぶ前のことのように感じますが、きっかけは谷津さんと永井さん、そして先ほど出たLEGO®︎SERIOUS PLAY®︎の認定ファシリテーター資格を先に取っていたことでした。

そこのコミュニティの繋がりで、石原先生の紹介で、お二人とお話しする機会が何回かありました。ワガママというコンセプトそのものが、僕の活動にすごく刺さったのが一つです。もう一つは、僕が2年半前にMIT App Inventorのクラスに参加する機会があり色々な点と点が繋がったということもあります。

そして、学生の皆さんが、大人になってからではなく、本当に子どもたち、学生の皆さんが「たったひとりのため」に何かをやっていくことに伴走できれば、子どもたちのためにもなるし、自分が一番楽しめるなと思ったのがきっかけです。

谷津: ありがとうございます。大人になってから子どもと仕事で関わる職業の方は接点が多いと思いますが、私は藤田さんがおっしゃっていた「未来の可能性がある若者たち、特に子どもたちに直接関わって可能性を引き出すような関わり方をしたい」というお話が印象的でした。実際に伴走などに携わってみてどうでしたか?

藤田: そうですね、本当に直接メンターとして1対1でお話しする機会や、「なんでこれ作ったの?」というところを、僕がメンターの立場として深掘る側になるので、それをどんどん深掘っていくと、もちろん純粋だから答えに詰まることもありますが、ちゃんと答えではないけれど、自分の思いや、自分が、この場合サービスと言っていいのか、提供したい活動の先にいる両親や家族、友達など、色々な人たちのことを考えて、何かをひねり出してくるというところが、すごく印象的でしたね。

谷津: なるほど。永井さんはいかがですか?

永井: はい、お話しを聞きながら藤田さんとの思い出を色々と蘇らせて、すごくニヤニヤしてしまいました。本当に藤田さんの伴走は、私も同じZoomに入ってよく見ていたのですが、すごく温かかったです。

Japan Wagamama Awardsのコンセプトは、「たったひとりのワガママが社会を動かす」で、子どもたちが自分やお母さんなどのワガママを見つけて、どうしたらもっと楽しく暮らせるだろう、ということを深掘りしながら考えていくのですが、そういったコンセプトに則りつつも、藤田さんは本当に色々なフォーマットやフレームワークをこれまでのキャリアの中でたくさんご存知なので、子どもたちに様々な角度から問いを投げかけていて、それで発想がどんどん広がっている様子を見ていて、すごいなと思って見ていました。

谷津: 未来を作っている感じはありましたか?

藤田: 僕は、自分が持っているミッションのようなもので、「きっかけをデザインしたい」と思っています。

谷津: 「きっかけをデザイン」、素敵ですね。

藤田: 大きくなくてもいいから、ひらめくとか、ちょっとやってみようとか、そのきっかけを作りたいなというのが、仕事を通してもそうだし、普段もそうだし、やっていきたいなと思っていたので、結果、未来を作ってくれたんだろうなとは思います。

でも僕はそういう意味では何もしていません。普通に相手の子たちの興味を引くし、僕の興味でもあるから、質問していたというより対話していたという感じでしたね。

谷津: なるほど。対話ってすごく大事だなと思っていて、質問、要はこちら側から聞きたいことを質問するのではなく、対話って相手を引き出すという行為だと思うんですけど、そこの興味を持つようなきっかけになったのって何かあるんですか?

藤田: さっき永井さんと下の入り口で会ったときに、永井さんが先週セブの街に行ったという話を聞いていたので、セブの話をちょっとしていましたよね。ダイビングの話をちょっとしたじゃないですか。

僕、スキューバーダイビングがすごく好きなんです。大学生の時にライセンスを取ったんですけど、僕ひとりでライセンスを取ったんですよ。やってみたいと思ったんだけど、体験以外はライセンスがないとできなかったんで、取りに行ったんです。だけど2回目行こうって思ったときに、みんな持ってないから一緒に行ける人がいなかったんですよ。

谷津: なるほど。

藤田: やっぱり、海の中見たら、海ガメいたとか、マンタいたとか、綺麗な魚いたねとか言いたいじゃないですか。

谷津: 言いたいですね。

藤田: 言いたいのに、行ったら、知らない人たち。楽しいんですけど、もっとホテル帰った後とかも言いたいのに言えないから、仲間作るしかないと思って。でも、ただじゃないんで、あの手この手で説得というか、やりたいを引き出さないと。

谷津: なるほど。

藤田: 水怖いっていう人がいたりとか、泳げるけど、なんかね、やっぱりちょっと怖いとか、あと値段が高いとかあったんで、めっちゃ綺麗だよとか写真見せたり、当時そんなにいっぱいなかったから、飲んで飲んでと本を見せたりとかして、本当にそのきっかけを作る。本当に最初は自分のため?それこそワガママです。僕の。

谷津: めちゃくちゃいいですね。結局、引き出された人たちも自分の可能性が広がるわけですよね。だから結果的に藤田さんはスキューバダイビングをやって一緒に行ける人が欲しかった。だけど、引き出してスキューバダイビングをやることになった人たちは、もしかしたらその人たちの可能性も藤田さんによって引き出されたというような、そういった構造ですよね。この場合分かりやすくて、海の中の世界を見たことない人たちが初めて見た。潜り終わって船に上がってきて、「すごいね」って言うんですよ、やっぱり。僕の力じゃないですけどね。

永井: すごく藤田さんらしい温かいエピソードだなって思いました。

谷津: そうですよね。きっかけは何ですか?と聞いて、まさかスキューバダイビングが出てくるとは思いませんでした。ワガママLabの活動は、主に中高生がメインですが、社会人の方も含めた「たったひとりのワガママ」、こうなったらいいなというものを実際にスマートフォンアプリを作って社会に実装していく活動です。まさに藤田さんが対話のきっかけを作って、「こうなったらいいな」を実現していくための講座構成になっているのですが、その講座を受けていた時の気づきや変化は藤田さん自身にありましたか?

「ペルソナカード」が示す感情の重要性

藤田: やっぱり、講座のラストだったかな、まとめでもみんなでちょっと話したりしたことでもあるんですけど、僕はペルソナカードが一番インパクトがありました。

言葉が悪いかもしれないですけど、強制的にひとりのことを考えなきゃいけないのと、あのカードの中に感情が出てくるじゃないですか。説明しなきゃいけないですかね?感情が出てくるというのがやっぱりすごい大事だなっていう。さっきの僕のスキューバダイビングの話と同じで、どんだけそれがあなたの健康にいいよとか、体験としていいよって言ったところで、聞いている人がワクワクしてこないことには絶対やってくれないんですよね。

谷津: そうですよね。

藤田: どんだけいいものができてたとしても、コンセプトがあったとしても、それは相手が楽しいだけじゃないと思うんですけど、共感がないと仲間は作れません。それをちゃんと気づかせることができる方法とツールがあるというのは、めちゃくちゃいい気づきでしたね。

谷津: なるほど。ありがとうございます。確か藤田さん、ペルソナカードが日本に留学に来ているカナダ人の女子学生で、背が大きいから自分に合う洋服がなくて、ちょっとネガティブな感情がある、みたいな感じのペルソナでしたよね。

谷津:
「ペルソナカード」というのは、IRODORIが開発しているカードゲームです。
一般的なペルソナ作成のワークでは、「80代の男性が病院に行く」といったような、機能的な情報はよく出てきます。でも、そこに「感情」が含まれていることは少ないんです。

たとえば、そのおじいさんが「悔しい」という感情を持っていた場合、
家族に送迎してもらえても「自分で行けるようになりたい」と思っている可能性があります。
そうなると、送迎サービスを提案するより、「自力で通院できるにはどうすればいいか?」という視点に変わります。 つまり、「感情」に注目することで、アプローチも変わってくるんです。 この「人の感情を大事にする」という考え方が、ペルソナカードのコンセプトです。

詳しくはホームページや概要欄にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。

そして、藤田さんが作ったペルソナは「海外からの留学生で、背の高い女性」というものでした。こういったペルソナって、藤田さん自身、普段のワークで出すことありますか?

ペルソナカード詳細はこちら >>> 

藤田: すごくかわいいアプリを作ってましたけど。作りましたね。だから、あれによってアプリの色とかも普通に変わってくるし、多分フォントとかも変わってくるし、すごい影響あるなと思うんですけど、普段作るかって言ったら、多分僕の場合、普段からめちゃくちゃ遠いところのたまたま引き当ててしまったので、だからそういう意味では作らないと思うんです。特に僕、企業の人とか大人になってくれば、目的がある程度見えちゃってるじゃないですか。それっぽいものを平均的な模範回答的なものを無意識にでも選んじゃうと思うから、そういう意味では全然予想外のものも引き当てる可能性があるんで、それはいいなと思いますよね。

谷津: そうですよね。本当に高校とかでやると、めちゃくちゃ盛り上がるんですよ。実は再来週、5月7日に茨城県のある高校で、ペルソナカードを使った授業があるんですけど、楽しみですね。

永井: 本当に去年もやったんですけど、高校生が大好きなカードがありまして。

谷津: なんですか?

永井: 「90代の老人生」。

谷津: 90代の老人生ってキーワードが高校生に流行ってるんですか?

永井: 流行ってます。いいですね。なんでですかね。みんなニコニコしながら一生懸命、この人はどんなことに日々悔しいとか、色々なカードがあるんですけど、困っているかなということを考えてますね。

谷津: いいですよね。詰まるところ、僕らがすごく大事だなって思うのは、生活者の視点がすごく大事だなって思うんですよ。藤田さんもテック系の企業に勤めていらっしゃったりとか、ツールの導入とかもされていらっしゃると思うんですけど、やはり私たちが重要視していきたいなと思っているのは、生活。つまり地域で暮らしている人たちも企業に勤めていると思うんですけど、生活の中でこうなったらいいなと思うことって、実は教育の話だったり、防災の話だったり、医療や福祉の話だったり、そういった生活の視点に必ず入っていくと思うんですけど、なかなかその視点を取り入れた会話って、企業に勤めているとなかなかないんじゃないかなと思っていて、そういった意味でワガママLabのペルソナカードなんかの感情とかが入ってきたりすると、すごくそこにアクセスしやすくなるんじゃないかなと思っていて、そういった生活にちゃんと入っていけるようなアプローチがワガママLabだと考えると、藤田さん、改めて振り返ってみて、こうだったな、こういうことが良かったなとかってありますか?

藤田: そうですね、生活に入り込むか。でもそうですね、そもそもコンセプトもそうだし、ずっと作るアプリ、僕の前先の留学生の、めちゃくちゃ可愛いアプリだったんで、皆さんに見せたいですね。だからもうそのままなんですけど、その人は講座の中では仮でそのパーソナル引き当てた人向けに作るんですけど、実際は本当の実在の人におそらく作るケースがほとんどだと思うんですけど、本当にひとりのために作ることをこんなにまず大っぴらに認めてくれない。まずこれが大前提。

谷津: 確かにそうですよね。企業とかになってきたら売らなきゃいけない。「それ売れんのか」ってなっちゃいますもんね。

藤田: だからまずそこから入れるというのは、それがまず一番大きい経験にもなるし、大きいことだったなと思いますね。この人のワガママとかアプリ、同期ですごいなと思った人いました?

谷津: みんなすごいんですよ。

藤田: みんなすごいんですよね。印象に残ったのってありますか?

谷津: パッと出てくるやつか。

藤田: えっと…いいですよ。藤谷さん。

谷津: 大丈夫です。藤谷さんという方がいらっしゃって。

藤田: 完成したものが素晴らしいのはもちろんですが、私はそれを作り上げる過程がとても好きなんです。まず最初にコンセプトを教わり、次に「こんな機能がつけられますよ」と技術的なアドバイスをもらって、それを実際に形にしていきました。

その中で、自分だけでなく周りの人にヒアリングをして、試してもらうこともありました。それはまるで練習のようでしたが、「こんな風に使ってくれたよ」という声を聞いたり、自分で物語を緻密に描き、「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤した跡がはっきりと残る作り方が、なんだかいいんですよね。

もしかしたら、AIを使えばもっと簡単にできてしまうのかもしれません。でも、大切なのはそこではないと思うんです。自分で考えて作ったからこそ、最後にみんなに紹介する場での説得力が生まれる。私向けではないアプリなのに、「使ってみたい」「触ってみたい」と思わせるような準備の仕方が、本当に素晴らしいと感じました。これは私の性分かもしれませんが、完成品よりも過程に惹かれるんです。

谷津: 大事ですよね。永井さん、いかがですか?今の藤谷さんの話を聞いてて。

永井: いや本当に、なんか藤田さんも、さっき出た藤谷さんも同じ「藤」なんですけど、すごい共感力が高いので、一つ一つの行動のシーンとかをイメージして、一つ一つの機能をつけて、色をつけて、本当の大きさを考えて、みたいな感じで、本当に人の解像度が高いんだなということが印象的でした。

谷津: そうですよね。このラジオを聞いている皆さんも、普段さまざまな仕事や生活を送っていると思いますが、誰かのことを深く考え、その人のためだけにアプリを作るという経験は、なかなかないのではないでしょうか。もちろん、認定ファシリテーターの講座を受講してもらえれば嬉しいですが、そうでなくても、子どもたちが誰かのためにアプリを作り上げ、それが完成したときの自己効力感は計り知れないものがあります。

誰もが持つスマートフォンで実際に動くアプリになることで、子どもたちは「もしかしたら、自分も社会の役に立てるかもしれない」という可能性を感じるんです。それはまさに、藤田さんが先ほどお話しされていた同期の方が得たプロセスにも通じるものがあると思います。こうした経験ができる子どもたちが増え、ひいては誰かのために何かを作れる人が自信を持って活躍できる世の中になったら素晴らしいですよね。この点について、藤田さんも同じように感じられましたか?

藤田: そうですね、アウトプットとしてアプリがあるというのは、いろいろな意味でちょうどいいんです。誰でも手軽に触れられるし、寝ながらでも操作できるような身近なものですよね。

そして、「こんなものを作ったんだよ」と周りに伝えやすく、相手も見やすい。ただ「頑張ったんだよ」と熱心に話しても、形がなければなかなか伝わりにくいものですが、アプリという具体的な形があれば違います。

みんなに伝えれば、「どうやって作ったの?」とか「何が大変だったの?」と聞かれたときに、それに対して答えられますよね。そうすると、「私もやってみたい」「僕もやってみたい」という気持ちに繋がりやすいのではないでしょうか。

そうやってストーリーを作って話せることが、すごく良い経験になると思います。それは講座を受けている側にとってもそうですし、ファシリテーターが伴走する子どもたちにとっても同じだと感じます。

谷津: そうですよね。もっともっと届けていきたいですね。世界にもつながってきたから、藤田さん英語がね。もっともっとね、Japan Wagamama Awardsのときにね、本当に英語しか喋れないアメリカの高校生がゲストに来てくれたときのエピソードとかね、深掘りしたいですね。

永井: 藤田さんが駅まで迎えに行ってくれて、トニーさんを。本当にありがたかったなって。

谷津: そうですよね。なんかもうそれもね、掘り下げたらね、2話分ぐらいできちゃいますけどね。だからもう一緒にね、我々海外の取り組みも今増えてますので、ぜひ藤田さんに手伝っていただきたいなと思うんですけど、皆さん楽しみにしていてくださいね。

藤田さんが語る「余白」というワガママとラジオ収録を終えて

谷津: 最後にゲストの回では必ず聞こうと思っているんですけど、藤田さんのワガママって教えてもらっていいですか?

藤田: なんだろう、最後の最後でむずいな。しかもさっき話したもんね。あえて言うんだったらどういうワガママがありますか?なんか「余白を作り続ける、続けたい」というのが僕の今思ってることだし、ワガママな気がします。

谷津: 説明がいりますよね。それってどういうことですか?って聞きたかったです。

藤田: なんかさっきの、僕がプロセスみたいなものがどうも惹かれるっていうのもあるんですけど、僕、なんか出来上がったものとか、成果とか結果とか目標とかにあんまり響かないんです。だからそこをいかに、すごい強い言葉で言ったら、そういうものを無視して、本当にやりたいって思うものをまずやってみようっていう、自分もそうだし周りにもそれをやり続ける。それって何か余白?

谷津: 良いですね。余白の話ですけど、なんかその余白って、結果的にこう、なんでしょう?それって「余裕」みたいなものなんですかね、人生における。

藤田: ああ、一言で言ったら「」とかに近いかもしれませんね。

谷津: めちゃくちゃいい言葉ですね。なんか、見た目はささやかなものの中に、すごく大事なものがある気がするなって。寄り道とか、そういうやつですよね。

永井: なるほど。藤田さんの「ワガママ」を聞いていて、なんか、傍から見ていても「藤田さんは面白そうだな」って思ったこととか、まだ完全じゃないものに対しても、飛び込んでいく印象がありました。だから、すごくお話を聞いていてしっくりきたというか、「ああ、やっぱりそうなんだな」って。私たちも、まだまだ未完成なものばかりなので、色々と関わっていただきたいなって思いました。

谷津: はいはい。そんな藤田さんですけど、今日は「第1回目のゲスト回」ということで、実は今日、「ワガママたこ焼きの会」がこの後スタートするんですけど、そこにお越しいただけるということで、急遽ゲストをお願いしたんです。ラジオ収録に参加されてみて、いかがでしたか?

藤田: いや〜、めちゃくちゃ楽しかったですし、普通に二人と話してるって感じで、マイクがあるかどうかとか、あとタイマーがあるかどうか、っていうだけの違いというか。でも、こういうのは体験してみるといいと思いますよね。これ、いいと思います。はい。ありがとうございました。

永井: ありがとうございます。ぜひ今後も、定期的にゲストを呼んだ回を「ワガママラジオ」でやっていきたいと思いますし、私たちもすごく楽しかったですよね、谷津さん。

谷津: はい、すごく楽しかったです。なんか、あえてあまり全体で話し合わずにすぐラジオを録ったので、すごく新鮮な気持ちで聞けました。

永井: そうですよね。ということで、「ワガママラジオ」では、私たち「ワガママLab」が運営する、IRODORIの裏側の話だったり、なかなか普段伝えることができないようなエピソードをお伝えしていきます。

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